おしらせ
2025年新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
昨年は石川県能登半島地震、航空機事故が年明け早々に発生し、衝撃的で慌ただしい幕開けとなりました。医療界では新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが「2類相当」から「5類」に移行し様々な制限緩和がなされ、昨年3月末には新型コロナウイルス感染症の流行と共に始まった特例的な財政支援が終了して通常の医療供給体制となり、治療薬の費用も自己負担となりました。街中では以前のようにマスクをした人の方が少なくなり、一見すると通常の生活に戻った様にも見えますが、今冬は数年ぶりにインフルエンザが猛威を振るい、すでに警報レベルに達しています。また、新型コロナも依然として昨年よりも増加の傾向を示しており油断できない状況が続いています。
病院の方では、昨年11月18日から院内薬局から院外薬局へ変更し、患者さんには手続きを含めて大変ご迷惑をおかけしたことと思います。国の方針としてジェネリック医薬品を推奨しており、先発品を希望した場合には先発品とジェネリック医薬品の差額の4分の1が患者さん負担になるということが決定しました。院内薬局では、全ての薬をジェネリック医薬品で準備することはできず、外来の待ち時間の短縮も含めて院外薬局に出すことに致しました。どうぞご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
さて、2025年は十干十二支で乙巳(きのとみ)にあたります。
乙は木の隂のエネルギーを表し、植物が成長に例えると「種子の殻を突き破り、芽を出す状態」を意味します。柔軟性や協調性を象徴し、周囲との調和を保ちながら自身の目標に向かって進んでいく力を表します。
巳は古来より神聖な生き物として認識されてきました。逞しい生命力があり、脱皮をするたびに表面の傷が治癒していくことから、医療、治療、再生のシンボルともされています。
その言葉通りに、「古い皮を脱ぎ捨て、周囲との調和、協調を大切に新しい自分、そして新たな医療を目指す」ことを目標に職員一同、一致団結して尽力していく所存です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。